<カリフラワーについて>
カリフラワーとブロッコリーはどちらもキャベツと同じアブラナ科に属しています。また、花蕾(からい・蕾と花茎を合わせたもの)の部分を食用にする点も同じです。野菜を「葉菜」「果菜」「根菜」などと食用にする部位で分類することがありますが、この場合は2つとも「花菜」に分類されます。
こんな共通点のある2つの野菜のルーツはどこにあるのでしょうか。カリフラワーやブロッコリーなどのキャベツの仲間のルーツは、地中海沿岸の野生のキャベツだとされています。この野生のキャベツから、まず花蕾が肥大したブロッコリーが生まれました。そしてそれがさらに突然変異して、花蕾の色素がなくなって白くなったのがカリフラワーです。つまり、カリフラワーとブロッコリーは非常に近い、兄弟のような関係にあるのです。
カリフラワーには実に多くの種があり、ブロッコリーとの中間種のようなものもたくさんあります。現在日本で一般的なのは、花蕾の発育がごく若い状態で止まり、花梗(花を支える部分)が肥大して、花蕾どうしがぎっしりと詰まったタイプです。
一方ブロッコリーの花蕾は成長が止まっていません。開花前のつぼみの状態で収穫しますが、この時期を逃すと花蕾がふくらんで、花蕾の表面がデコボコになり、風味が落ちてしまいます。また、収穫後でも時間がたつと開花して黄色く変色することもあります。ここがカリフラワーと大きく違う点です。
【特性】
カリフラワーもブロッコリーも比較的低温には強い野菜です。そのため、保温資材なしでも、家庭菜園で十分作ることができます。どちらも、生育の適温は20度前後といわれ、冷涼な気候のもとでよい生育をします。しかし、霜が降りるようになると花蕾が傷みます。特にカリフラワーの花蕾の方が低温に弱く、傷みが激しいです。
純白のカリフラワーの花蕾も濃緑色のブロッコリーの花蕾も、共にヘッドあるいはカードと呼ばれます。花蕾は蕾とそれを支える花茎(花梗や小花梗)などからなります。蕾には、開花直前に収穫するブロッコリーで約7万個の花芽が着いています。一方、カリフラワーでは蕾の生育がごく若い状態で止まりますが、約3万個の花芽が収穫時に着いています。どちらもそのまま放置して置きますと、花茎が伸びてキャベツと同じ黄色い花を咲かせます。 私達は、カリフラワーを食べる時、万を超える花芽を食べているのです。





